長所、短所という表現も最終的にはどのように利用できるかがポイントとなります。
大切なことは、自分の傾向を把握できていれば、対応の準備も、場面によっては利用することもできるかも。
社会的問題となっているストレスの対応も、先ずは自分自身の傾向を踏まえ準備することの重要性が指摘されています。
プロ野球の投手は決め球と称し、大切な場面になると最も自信のある球種に頼ることが多いと言います。
この傾向を利用し打者は、その球種を待ち、逆に利用することも多いそうです。
反対に決め球と称すほどの自信のある球種を持ち合わせないと認識している選手は、自分の状態、相手との対戦結果、更にその時点での相手の状態を総合的に判断し球種の選択を行うそうです。
この話は、そう、天才 牛島和彦の弁
ウシ(いつも通り呼ばせてね)の、19歳時の取材を回顧して書かれた記事が昨年末に、あるスポーツ紙に載ってました。
タイトルが、酒、タバコ、おんなの三冠王
さすが・・・ それはいいとして
そこに書かれていたのが、高校時代にはほとんど、フォークボールを投げていなかったという記事。
その理由が、高校生相手に大人げないでしょう
それがプロに入り、自分にはウイニングショットと呼べるようなボールはない。って...
自分より優れている相手が存在するのが当たり前と認識しながら、決して自分が劣っている存在とは考えてはいない。
長所、短所と言う視点ではなく、相手との関わり合いから最も適切であろう行動を選択する。
100%と言うことはないから、傾向、状況を十分に利用しようとする姿勢。すごいですね。
とかく、良いだとか悪いだとか決めつけることが多いもの。
セラピストとしても同じですね。
良いとか悪いの前に、目の前の事実はどんな意味を持っているのか考え、どう活かせるかが大切ですね。
ウシのエピソードは、ホント面白い。そして、考えさせられます。
良かったらぜひぜひ、「偶然を必然に変える投球術」読んでみてください。
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